おはようございます。なお吉です。
さて、今日は旅記録の途中ですが少しブレイク。
世界一周について、ちょっとした荷造りのお話。
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もうすぐ年末ですね。
年末と言えば、
4月と並んで世界一周の出発ピーク。
今、いそいそと準備を進めている方も多いんじゃないかと思います。
だからこそ、そんなこれから旅立つ人に向けて、ここで世界一周の荷物についてのお話をしたいと思います。
元々メインバッグ80L・22kgで旅立った僕の実感
僕は昨年の12/28、台湾より世界一周に旅立ちました。
その時のメインバッグの大きさはなんと
80L。
※右の黄色いバッグが元メインバッグ
重さに関してはまさかの20kgを軽くオーバー。
※サブバッグを入れると総重量約30kg……
これで先日の一時帰国まで旅をしていました。
ぶっちゃけ、超後悔しました。
なんせデカいし、重い。
メインバッグがデカくて重い場合のメリット・デメリットはこちら。
【メリット】
・いっぱい荷物が入れられる。
・盗難され辛い(重いから)。
【デメリット】
・重いので長時間背負えない。
・重いので動きが遅い。
・重いので場所を取る。
・重いので動かすのも一苦労。
・デカいのでバッグ内で荷物が迷子になる。
・デカいので不要な物を入れがちになる。
・デカいので笑われる。
・デカいので強盗の格好のターゲットになりがち。
ぶっちゃけデメリットの方が圧倒的です。
だって荷物がいっぱい入れられたところで、それを動かすのは自分だから負荷を丸々被るし、盗難対策は監視やチェーンロック等対策すれば問題ないし。
ただ、これの怖いところは、出発前は全然考えなかったことでした。
何故これまでの荷物を持って歩いていたのか?
何故、出発時これ程まで巨大な荷造りをしたのか。
その原因は“不安”です。
あれもいるんじゃないか。これもいるんじゃないか。
現地で買えって言うけど、買えない物もいっぱいあるんじゃないか。
そう考えていくとどんどん荷物も多くなり、必然的にバッグのサイズも“念のため”と超巨大な80Lに。
ただ、旅をしていると経験から段々分かるんです。
「こんないらない」って。
でも、僕は旅の途中で荷物を減らせませんでした。
限定品が多かったから。
例えば普段用のライブTシャツ、ネタ用に持ってた野球のユニフォーム、使いもしない語学留学中のノート。
これらは残念ながら一度捨てると二度と手に入りません。
だから捨てれなかった。
でもこのままのサイズで旅は続けたくない。
だからこそ、一時帰国の時、ごっそりと荷物を入れ替えることにしたのです。
荷物のキーワード:“重さよりかさを減らす”、“集約化”
今回荷物を作り直すに当たり、目標がありました。
昔使っていたバックパック、40Lのサイズにメインを収めること。
ただ荷物を減らすだけでバッグを替えなければ、知らず知らずのうちに荷物が増えてそうな気がしたんです。
だからバッグごと替えてやろうと。
そこに収めるために方法を考えた結果、辿り着いた答えが“重さよりもかさを減らす”と“集約化”でした。
【重さよりもかさを減らす】
これは旅立つ当初、完全に盲点でした。
荷造りをするに当たり、重たいものは極力持たないようにしたい。
これは誰もが考えると思います。
僕もそう思っていました。
ただ反面、軽いものであればガンガン詰め込んでいました。
例えば洗濯紐。
重さで言えば数10g。
軽いし、いつか使うだろうから入れとこう。
これがそもそもの間違いでした。
洗濯紐、かさばるんです。
するとこんな循環が生まれます。
軽いけどかさばるものを入れる。
↓
必要なものが入らない。
↓
バッグのサイズが大きくする。
↓
あっ、まだ入るからこれも入れておこう。
こうして荷物が巨大化、重量化していきました。
服も同じです。
Tシャツ一枚の重さなんてたかが知れてます。
だから何枚も入れる。
その結果、結構な重量になる。
僕もそうでしたが、こうなると何が原因で荷物が重たくなってるのかが本当に分からなくなります。
結局、かさばるのが起因となり、重さに繋がる。
この結論に行き着いたので、“重さよりもかさを減らす”ことから始めました。
ただ、かさの大きいものを減らせばいいと言う訳ではありません。
そこで選別のキーワードになるのが、次の“集約化”です。
【集約化】
集約化=複数のものを一つにまとめる。
かさを減らし、重量を減らすための重要なキーワード。
これを軸に荷物をもう一度見直してみました。
例)
・Tシャツの枚数を集約。(+極力捨てれる服に変更。)
・使用頻度の低い冬用の服を上下一枚に集約。
・羽織りをマウンテンパーカー一枚に集約。
・本を紙媒体からKindleに集約。
・ノートを複数冊からメモ帳一冊に集約。(記載後、写真を獲ってデータ化)
などなど。
これでかなりの荷物の量を減らすことが出来ました。
これに加え、使用頻度の少なかったもの、皆無だったもの、今後使わないものを置いてきました。
例)
・洗濯紐
・ネタ用の野球ユニフォーム
・日本国旗
・小型靴べら
・トラベルシーツ
・トラベルクッカー(欧州終了につき、お役御免)
などなど。
軽かろうとも小さかろうとも先に論じたキーワードを元に置いてきました。
その結果、
40Lに収まる量になりました。
以前のメインバッグと比べると、かなりスッキリです。
重さも11kg強。背負ってる感覚がかなり違います。
この重量であれば、ある程度の時間背負い続けることが出来るため、機動性がかなり向上しました。
飛行機の預け入れも可能です。
余談:コロコロパッカーも例外ではない
ここまで読まれて
「それはバックパックの話でしょ?背負わないコロコロバッグには無縁だ。」
と思われてる方がいれば、
危険です。
旅をしていてよく見かける光景があります。
80Lのオスプレイ(コロコロバッグ)パンパンに荷物を詰めてる人が荷物の上げ下ろしに苦戦している現場。
コロコロで背負う必要がないため、荷物をパンパンまで入れてきたのでしょう。
その気持ちはわかります。
ただ、
階段で5階まで上がらないといけない宿。
交通量が酷く、歩道を歩こうにも、歩道と車道の段差が絶え間なく続く道。
こんな場面に遭遇する機会は、世界一周をしていれば必ず出てくると思います。
こんな場面でパンパンのコロコロを毎回上げ下ろしするって考えると、ゾッとしません?
コロコロバッグで困った事がないという先人がいたら、その人は毎回誰かに助けて貰ってた人。
そんな毎回人頼みの情けない旅がしたいですか?
だからこそ、こんな場面でも対応出来るよう、コロコロであろうとも荷物のかさと重さを減らす必要があるというのが僕の見解です。
まとめ
今回の記事は荷物を作る上での考え方を軸に書いてみました。
荷物一覧を書けば早いのかもしれませんが、必要な荷物は人それぞれ違うことを旅の前半で十二分に感じたので、今回は省略します。
ぶっちゃけ荷物をいっぱい持ってきて良かったと言っている旅人に出会ったことはありません。
大きな荷物を持っている人は大方後悔しています。僕も含めて。
だからこそ、荷物を少なく小さくすることにはトコトンこだわることを、僕は強くオススメします。
次回もこの番外編の続きをやります。
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