3日目のお話。
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目が覚める。身体が重い。
そりゃそうだ。昨日はギブアップ寸前まで身体を酷使したのだから。
今日は高地順応日。
高度が高くなると酸素濃度が薄くなる。その環境に身体を慣らすため、昨日到着したナムチェバザールに一泊するのだ。
所謂、お休みの日だ。
ただ、何もしない訳ではない。
エベレストが見えるビューポイントまでの短距離のトレッキングがある。
午前中で終わるような内容だ。
正直、身体はバキバキの状況であるので、ゆっくり休んでいたいというのが本音だ。
ただ、昨日見れなかったエベレストをこの目で見たいという願望もある。
痛みのある身体に鞭を打ち、身支度をする。
しゅんくんは余裕そうだ。
状況を判断し、適切な行動を取れる。
付き合いはまだまだ短いが、彼の高いこの能力には敬服する。
さぁ、出発だ。
ナムチェバザールは山肌に沿って作られたような街だ。
そのため、街中も急な坂が続く。
この時点でキツい。
まだまだ身体は回復し切ってない。
ただ、今日は距離が短いのが幸いし、気持ちは前向きだ。
気持ちで疲弊した身体を引っ張るようなイメージ。
街中を抜け、山間に入る。
今日は天気がいい。
登ってきた道を振り返ると綺麗な山々が見える。
ナムチェバザールを見下ろすことも出来る。
気持ちが洗われるような気分だ。
アムリットが所々、撮影ポイントで足を止め、僕達の写真を撮ってくれる。
アムリット自身、写真を撮るのを楽しんでいるようだ。
気持ち良く進んでいると気付いたことがあった。
身体が動く。
昨日の疲れで固まっていた身体が少し歩くことで解れてきたようだ。
天気が良く、暖かいことも幸いしてるのかな?
ただ、そうは言うものの、全快とは程遠い。
ほら、まだまだ顔が死んでる。
その時、昨日のしゅんくんの言葉を思い出す。
足を溜める。
闇雲に登っていてはダメだ。
そう思い、アドバイスを貰ったペンギン歩きを試す。
うん、進みづらい。
そこで少しアレンジし、歩を進める際に爪先からでなく、足の内側面から出して進んでみた。
サッカーでインサイドキックでパスを出すのと同じような要領だ。
うん、これは楽だ。進みやすい。
こうなると探究心をくすぐられる。
他にやり方はないか?
前ばかり向いて登っているからしんどいのではないか?
なら、横で登ってみてはどうだろう?
横走りのような格好で足を運んでみる。
うん、これもいい。
色んな登り方を試しながら登っていく。
あの辛いだけだった登りが、楽しい。
実際、宿に戻ってからIさんに聞いてみると、使う筋肉を分散させることは披露分散にも効果があるので良いとのこと。
ずんずん登っていくと頂上に近付く。
アムリットが言う。
「あれがエベレストだ。」
ん?どれだ?
指差す方向を見ると、雲に隠れそうにならながらも、雪化粧した壮大な山肌が見えてくる。
真ん中にそびえ立つ山こそ、エベレスト。
ここからは体力も身体の痛さも関係ない。
一気に掛け上がる。
ようやく会えた。
まだまだ距離はあるが、最終目的地をこの目で見ることが出来たのである。
他の山々を従えてるかのような壮大さに言葉を失う。
言えた言葉はただひとつ。
すげー。
単純だけど、この一言に尽きる。
その姿を一心不乱に写真に納めたり、目に焼き付けたりした。
そして、改めて思った。
もっと近くで見たい。ベースキャンプまでたどり着きたい。
昨日折れかけた気持ちが戻ってきた。
俺って単純だなぁ。
宿に戻ってから、自分自身の単純さに苦笑いしながらも思いを新たにし、明日に備えて身体を休めた。
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