おはようございます。なお吉です。
リアルタイムはカザフスタン・アルマティにいます。
元々予定では入っていなかった場所なのですが、中央アジアとは思えないようなレベルで都会化されていてかなり驚いております。
さてさて、今日からいよいよレー編スタートです。
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次に目指すはラダック地方北部に位置するレーという町。
インド中でもチベット圏に近い地域であるため、チベット文化が多く残っている土地だとか。
一説によればチベット自治区よりもチベット色が強いとの噂も。
それにしてもチベット圏好きだねー、俺。
何気に東チベット、エベレスト近郊に続き、この旅3回目のチベット圏です。
レーは行くまでが大変
レーに行く方法は2つあります。
1つ目がバスで行く方法。
2つ目が飛行機で行く方法。
それぞれの特徴を見てみましょう。
1.バス利用
通常、6月末から公営バスが走っているはずなのですが、僕らが行ったタイミングでは、雪の影響で公営バスは走っていませんでした。
そう、レーは標高3500mの山奥に位置するため、冬場は雪で道が塞がれ、夏の限られた期間しか陸路では行けない、まさに陸の孤島なのです。
ただ、公営バスは走っていなくても、道路は開通している場合、乗り合いのバンを利用することでレーに向かうことが出来ます。
これがお高い。
3200ルピー(約5500円)。
ジャイサルメールからニューデリーまでのAC寝台列車が1500ルピーほどだったことを考えると、インドの物価では超高額バスです。
ちなみに所要時間、約18時間。
2.飛行機利用
レーにはレー空港という小さな空港があり、各地域から飛行機が就航しています。
デリー⇔レー間は直行便があったりします。
バスで走るとデリー→マナリ24時間、マナリ→レー18時間の合計42時間のところ、1.5時間という驚くべき早さで到着可能です。
ただ、当然お高い。
平均2万円前後。
時間がない短期旅行者に向いてますね。
《豆知識》
この航空券、レー→デリー間を購入する場合はSkyscanner経由で買うより、レーに着いてから現地購入の方が安くなることが多いみたいです。
焦って先に購入すると後悔しますよ!
(帰り飛行機を使って後悔した人←)
あと、レーの空港は軍事空港を兼任しているためか、午前中しかフライトがありません。
そのため、空港泊が困難です。
僕も帰りは空港泊を予定していましたが、不可能に近かったため、断念しました。
さてさて、この2つの方法がある中、やはり僕らは一応貧乏(?)バックパッカーのため、バス利用でレーに向かうことにしました。
地獄の峠越え
深夜2時。
ミニバン乗り場に集合し、レーに向かいます。
僕らの他にもレーに向かう旅行者でほぼ満席。
定刻を1時間程過ぎたまさにインド時間の下、出発。
さすがに深夜発のため、早々に寝落ちしてしまいました。
朝7時。
ガタガタガタガタッ!!
物凄い揺れを感じ飛び起きました。
窓を見るとバンは山道に入っていました。
ただ、この山道。
道が驚くほど荒れています。
最低限の舗装しかされておらず、常時上下左右に揺れているような感覚。
車酔いしやすい人には地獄のルートのように思えました。
加えて、
これまた崖ギリギリをかなりのスピードで走って行きます。
これは高所恐怖症の人も地獄のルートです。
高い所好きの僕でも恐怖を覚えました。
こんな道がほとんどを占める道程を18時間突き進んで行くのです。
ただ、地獄なのはこれだけではありません。
マナリからレーまでの間、タクランラ峠という5000m越えの峠を越えなければなりません。
そう、やつとの戦いです。
高山病。
マナリが2050mなので、これだけのアップダウンを数時間の間で繰り返すため、対策を建てていないと高確率で発症します。
実際、回りの旅行者を見てもぐったりしている人がかなり多くいました。
東チベットとエベレストベースキャンプで貰っているため、僕はさすがに過剰な程の水分補給対策で発症を免れることが出来ました。
このような道が延々と続くのです。
こんな荒ぶっている自然があるのに楽しむなんて余裕は全くないです。
ひたすらに耐え忍ぶのみです。
普段はあまり車から降りたりしないのですが、途中の休憩だけがオアシスでした。
この地域の休憩所はチベット人(チベタン)が経営しているのがほとんどです。
ここをアジア人が通るのは珍しいんですかね?
チベタンキッズたちは超メンチ切ってくる。(゚A゚;)
さっきまでの「写真撮ってー♪」な感じはどこへ行った?
弟(奥)に至ってはずっとこの表情。
将来はいいヤンキーになれるでしょう。(遠い目)
さてさて、このバスに乗った後だから、はっきり言い切れます。
過去最悪のバスでした。
まさかカトマンズ→バラナシ間のような地獄クラスのバスに同じインドで出会うなんて想像もしてませんでした。
※当時の記事がこちら。
そんな地獄を耐えに耐え、夜20時レー到着。
その日は崩れるように寝ました。
バス選択は正しかったのか?
このように書くと
バスじゃなくて飛行機にすればよかったやん!
って声が聞こえてくるような気がします。
ただ、僕はバス移動を選んで正しかったと思っています。
それはやはり高山病です。
海抜高度221mのデリーから標高3500mのレーまで飛んでしまうと、高度順応する暇が全くなく、高山病に掛かるリスクが跳ね上がります。
また、レーを中心としたラダック地方の観光先はいずれもレーよりも高い標高に位置したり、峠越えをしなければならず、高山病を発症した上で回るなんて死にに行くようなものです。
結局はレーで何も出来ずデリーにとんぼ返りするという最悪のシナリオも十分考えられます。
そのため、時間のある方は大変ですがバス移動を強くお勧めします。
ただ、帰りは別です。
飛行機、使いましょう。_(:3」∠)_
レーで出会った日本人全員が行きはバス、帰りは飛行機でした。
飛行機をありがとう、ライト兄弟。
レーについても書くつもりでしたが、地獄のバスを熱く書いてしまったため、続きは次回。
ではでは、今日はここまで!お付き合い頂き、ありがとうございました!
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