おはようございます。なお吉です。
いよいよ脱出出来たエトーシャ国立公園を抜けてたどり着いたスワコプムントのお話。
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夜通しの運転により、スワコプムントへやってきた我々。
正直なところ、数日間の疲労回復を兼ねて少しゆっくりしたかったのですが、予定外の軟禁のせいで予定がギッチギチです。サクサク行動していきます。
てな訳で適当な路上で仮眠し、早朝からとある場所へ移動。
それがこちら。
ケープクロス。
スワコプムントの市街地から120kmほど。
近いです。
普通に考えれば遠いんですけど。毎度毎度500kmぐらい移動してれば「え？たった120km？アップかな？」ぐらいの感覚です。頭がおかしいです。
ここケープクロスは、僕達の中でスワコプムントに来た最大の目的でもあります。
ここにはオットセイのコロニーがあるようなんです。それも、見たことのないような数のオットセイがいるのだとか。
見たことのない数のオットセイ。
そもそもオットセイ自体見た記憶がない。
てか、オットセイってなんだ？
これか？
はたまた、これか？
まぁ、とりあえず行ってみましょう。
パーミッション250ドル
※1人80ドル×3人+車10ドル
入り口には特にオットセイらしきものはありません。
ここに本当にあり得ない程の数のオットセイがいるのだろうか。
若干の疑問を抱きながらも内部へ。
内部へ進んでいっても全く物陰さえ現れず。
ストライキかな？オットセイの。
そんな冗談めいた思いが出始めたその時、
「グェーー！グェーー！」
居酒屋のトイレから聞こえる飲みすぎたサラリーマンの騒音オットセイの鳴き声らしい音が聞こえてきました。
おっ、これはもう少しか！？
そんな中、ついに大きな複数の影が遠くの方に見え始めました。
オットセイ！
しかもいっぱい！
急いで車から飛び出しました。
く、臭え…(ﾟＡﾟ;)
外は半端ない生臭さ。
本当に異常なほどの臭さ。息を吸い込むのもためらうレベル。
海外の生鮮市場の100倍は臭いです。
ただ、これを乗り越えなければオットセイ観察もままならないので、我慢我慢。
気合いで耐えます。耐え忍びます。
さて、正直よくわからん生物、オットセイ。
めっちゃ可愛いんですけど。
寝顔が何とも言えぬ無防備さ。
ぐでーーんとした感じがまた癒やされます。
臭いですけどね。
基本的にオットセイは寝てるか「グェー！」言ってるかの2択っぽいです。
それにしても、
いっぱいおるなぁ。
想像してたのの10倍の多さ。
ん？
何やら塀があります。
その先が海岸なのかな？
好奇心でひょいっと行ってみた時、そこから見えた光景がこちら。
は？(ﾟＡﾟ;)
え？(ﾟＡﾟ;)
オットセイ、おりすぎ。
何匹いるか数えられない程のオットセイの大群。
諸説には250万頭とも言われています。
友人の感覚では2億頭とも。
うん、確かに2億頭おるわ(ﾟＡﾟ;)
一つの種類の動物がここまで大量にいる現場を見たのは当然初めて。
もはや圧巻という言葉しか出てこないです。
ただこんな感じで大量に生息しているオットセイですが、茶色の大人が多いエリアと、黒色の子どもが多いエリアと住み分けは出来ているようです。
子どものエリアはこんな感じで数頭の大人オットセイに対し、子どもがわんさか。
自分の子どもがどれか、わかんのかこれ？
ただ、やっぱり子ども。
無条件に可愛いんです。
子ども同士じゃれて遊んでる姿とか、少しどんくさくてこれまた愛らしい。
臭いですけどね。
この子達も「グェー！グェー！」言ってます。
「グェー！グェー！」
ん？
この人も「グェー！グェー！」言うてました。
手なづけてる……すげぇ……
さて、こんな大量にいるオットセイですが、個人的に一番可愛かったのはこいつ。
子どもと大人の中間。
サイズ感は子ども、でも色合いは大人カラーなんで、表情が凄く分かりやすくて可愛いんです。
ちょうど成長途中かと思ったのですが、このサイズ・色のオットセイはこいつ1頭だけだったので、もしかしたらレアなやつなのかも。
オットセイだけがいる場所だったのですが、見所が多かったので、なんやかんや2時間弱楽しんじゃいました。
ただ、
帰りの車内、臭え……
全く臭いの取れていない……服に染み付いてるな、こりゃ。
途中、難破船を見に行きましたが、
いや、臭え！それよりもシャワーだ！
滞在時間、３分。
当然のごとく、急いで宿戻って臭いをシャワーで洗い流しましたとさ。
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