おはようございます。なお吉です。
今日はいよいよ中東編ラスト、イスラエル脱出編です。
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宗教やら民族紛争やら考えさせられることの多かったイスラエル。
本当はもっと滞在して深くまで知りたいところですが、スケジュールの問題で泣く泣く移動します。
どうも足早系旅人です。
イスラエルの空の玄関口は首都・テルアビブにあるベン・グリオン国際空港です。
え?エルサレムが首都じゃないの?
そうなんです、イスラエルはエルサレムを首都と宣言しているのですが、国際社会はそれを認めていません。
エルサレムを首都として認めてしまうと、パレスチナ自治区もイスラエルの一部、つまりユダヤ人地域として認めてしまうことになり、アラブ諸国の反発は必須。紛争の激化やテロ発生の引き金になりかねない。そのため国際社会では首都・エルサレムは認められないというのが大きな理由だそうです。
どうも豆知識系旅人です。
さて、話を戻します。
という訳で、まずは滞在しているエルサレムからテルアビブへ移動がひつよ…
え?エルサレムから直接空港に行けるだって!?
そういうことなので、エルサレムからベン・グリオン国際空港へ向かってみましょう。
ベン・グリオン国際空港までの道のり
ベン・グリオン国際空港へはバスで向かいます。
まずは旧市街からバスステーションまで移動します。
ヤド・ヴァシェムへ行った時に使ったトラムを利用します。
同様に”Damascus Gate”駅からMount Herzl行きへ乗り、”Central Station”駅で下車します。
5.9シュケル。
下車後、目の前に大きな建物があります。
セントラルバスステーション。
まんまですね。
この建物に入り
ません。(゚A゚)
実はここには空港行きバスは来ません。フェイント。
本当に何の孔明の罠かと思うぐらいのフェイント。
ここに入ってチケット売り場のおばちゃんに「空港行き?ハァ( ゚д゚)?」みたいな顔をされた人こそ、このわたくし。
乗り場はこのセントラルバスステーションより東に100mぐらい行った場所。
ここで485番のバスを待ちます。
僕の場合、30分程待った12時頃にバスが到着。
チケットは車内で購入します。
16シュケル。
1時間ジャストで空港に到着。
各ターミナルを巡るため、どの飛行機を使う場合でもかなり楽です。
テルアビブもかなり栄えた街なので、観光するのもありですが、エルサレムから直接空港に向かう方が安価で且つ楽なので、僕はこの方法をおすすめします。
世界一厳しい!?ベン・グリオン国際空港での出国審査
さて、ベン・グリオン国際空港に到着しましたが、ここからが勝負の時。
何やら噂ではこの出国審査が世界一厳しいとのこと。
それもあの入国審査よりも。
なんで出国審査の方が厳しいねん(゚A゚;)
ただ、出国審査に引っかかると大問題なので、慎重に対応していきます。
【噂その1】
出国審査が厳しく、かなりの時間を要する。2時間前に到着した人が飛行機を乗り過ごしたことも。
→飛行機出発3時間前には空港到着。余念がない。
【噂その2】
パレスチナの写真があった場合、別室へ連れて行かれ尋問・削除される。
→パレスチナ関連の写真をネット上(Amazonプライムフォト)にバックアップ。メモリーカード上では削除。
【噂その3】
機内持ち込みにカメラがあると別室へ連れて行かれ尋問。
→カメラを預け入れ荷物に入れようと試みるも、重量オーバー。仕方なく機内持ち込みに。
噂3つ中2つクリア。さてさて。
まずはチェックイン。
チェックイン時にパスポートチェック。入国時と同じ。
空港なので対応する人が多く、スムーズ。
質問事項は何日に入国したかだけでした。
この時、入国時に貰った青いカードを忘れずに。
航空券を受け取った際に、交換で回収されます。
ちなみにチェックイン時、通常であれば預け入れ荷物はここで回収されますが、何やら先にある荷物検査場まで持っていくように指示を受けました。
とりあえずバックパックを背負って出国ゲートへ。
ここで1回目の荷物検査。
ただ、ここで気になることが。
僕以外、でっかい荷物持ってない。
あれ?「こいつ怪しい金髪アジア人だからって預け入れ荷物も検査に持って行け」ってことだったのかな?(゚A゚)
そんな疑問を持ちながらも、僕の番。
バックパックを荷台にドンっと置くと、
スタッフ「なんで預け入れ荷物持ってんの!?カウンターで預けなかったの!?」
いや、それ俺が聞きたい。
やっぱり何かが間違っていた様子。
スタッフが何やら別のスタッフと相談。
数分の待ち時間の後、
スタッフ「着いて来な!」
こ、これが噂の別室送りか……
ガクブル
少し怯えながらもスタッフに着いて行くと、
別の荷物検査場へ到着。
どうやら、僕が預け入れ荷物用の荷物検査をスルーしていた様子。
てへっ。
預け入れ荷物用の荷物検査場はチェックインカウンターと出国ゲートの間。
MRIみたいな機械が置いてある場所です。
そのMRIに荷物を置くと、行っていいよとのこと。
細かく検査されるものかと思っていたので、少し拍子抜け。
兎にも角にも預け入れ荷物を提出出来たので、一安心。
先程の出国ゲートにある荷物検査の場所に戻ります。
この間、ずっと先程のスタッフが付き添ってくれ、荷物検査でも順番待ちなしで受けさせてくれました。
厳しく強硬な印象だと聞いていたので、ここでもイメージと異なるような状態。
さてさて、問題の手荷物検査。
持ち込むサブバッグにはがっつり一眼レフカメラが入っています。
なんならアクションカメラもサブのコンデジも入ってます。
どんだけカメラ持ってんねん。
こういう時はさっさと自己申告だと思い、カバンからカメラ類を出そうとすると、
スタッフ「あー、別に出さなくていいよ。」
あれ?
サブバッグ、X線の機械へ到着。
検査中。
通過。
スタッフ「はい、行っていいよ」
あっさり通過。
あれ?聞いてたのと違う……
ただ、入国審査時には2回荷物検査があったので、次もある可能性が高いです。
気を引き締めます。
サブバッグを受け取って進むと、パスポートコントロール。
ただ、通常のパスポートコントロールと異なり、検査官がいません。
バイトのような兄ちゃんが初めて見る機械の前に座っているのみ。
ここで兄ちゃんにパスポートと航空券を渡します。
何やら次にその初めて見る機械に備え付けられたカメラに顔を覗き込むように指示を受けます。
写真を撮られます。
入国審査時に貰ったカードの赤バージョンをもらいます。
パスポートと航空券を返してもらい、
兄ちゃん「行っていいよー」
通過。
この先に入国審査のような厳し目の質問をする人たちが待っているのか。
ドキドキ
ドキドキ
免税店エリア到着。
つまり、
出国審査、終了。
あれ?
あれ?(゚A゚;)
なんかあっさり終わった。
所要時間、40分程。
普通の空港より早いぐらいで終わりました。
カメラを見て別室送りどころか、カメラの中身自体見られる素振りもありませんでした。
自己申告が良かったのか……
運が良かったのか……
真相は闇の中です。
ひとまず無事に出国できそうで一安心しました。
飛行機が3時間も遅延して次の飛行機乗り継げなかったんだけどね。(補償なし)
マジでアルキア・イスラエル航空死ね。
絶対使ってはいけない航空会社ですわ。
こんなオチ
いらーーーーーーーん!!
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