おはようございます。なお吉です。
モロッコ編を終え、今回から再びヨーロッパ編、再開します!
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1週間強に及ぶモロッコを終え、再びヨーロッパに戻ってきました。
その目的地はイギリス。
今回のヨーロッパ旅において、トマティーナ以上のメインイベントに参加するため。
出発時のやりたいことリストにも入れていました”あれ”です。
さて、そのためにも超えなければならない壁があります。
そう、イギリスの入国審査。
一説によれば、世界で一番厳しい入国審査だとかどうとか!
ん?
あれ?
前にも世界一厳しい入国審査って国があったような……
まぁきっとボジョレー・ヌーボーのようなもので、これらの国はどこも厳しいんでしょう。
気合いを入れて向かいます。
モロッコ出国前なのに仮検査!?
さて、今回モロッコを経つ空港はマラケシュのマラケシュ・メナラ空港。
ここから出発する便を手配していたので、モロッコの最後の都市がマラケシュになったという訳です。
ちなみにこの市街地からマラケシュ・メナラ空港へのアクセスは簡単。
フナ広場近くのバス停から19番のバスで一本。
30ディルハム(もしくは3ユーロ)。鉄道駅に寄るため少し市内を大回りしますが、30分程で到着します。
マラケシュから国内線に乗り、カサブランカへ。
そしてカサブランカから目的地であるイギリス・マンチェスターへ。
決まりきったチェックインカウンター、荷物検査、出国手続き。
いつも通りの作業なので、こなれたものです。
飛行機搭乗までラウンジで時間を潰し、いざ搭乗口へ。
いつも通り混雑した搭乗口。
僕はこの列に並ぶのがあんまり好きじゃないので、いつも空いてから並ぶようにしています。
10分、20分経ったでしょうか。
全く減る気配のない列。
人が増えてはないんです。
いつもと比べ、人の進みが遅い。
出発の時間が迫っていたので、少し焦りを感じ、渋々搭乗口の列に並び始めました。
少しずつ進んでいく列。
そして、ある程度進んだ時にわかったんです。
搭乗口にて手荷物検査をしていることを。
え?X線検査が終わったのに手荷物検査??
全員では無いにせよ抜き打ちで行われている模様。
しかも荷物をほぼ全部出しての検査。
マジかよ……
持ち込み不可の物は何も持っていないので、特に心配はなかったのですが、これまで出国ゲートにある手荷物検査以外で再度検査があったケースがなかったので、
「これがイギリスか…」
と、少し肝を冷やしました。
結局、僕は抜き打ち対象にはならず、搭乗。
飛行機は30分程遅れて、モロッコを経ちました。
恐怖の入国審査
さてさて、今度こそ本番の入国審査。
調べれば調べる程、検査で弾かれてその場で航空券を取らされて強制退去させられたとか、別室送りになったとか悪い情報が錯綜しておりました。
もちろん普通に通過できたという意見の方が多いのですが、万に一つ弾かれようものならメインイベントがおじゃんになるという由々しき事態になりかねません。
そのため、事前に入国審査で聞かれることを調べておきました。
ただ、今回僕が入国する都市はマンチェスター。
事前情報がほとんどないんです。
イギリスの入国と言えばロンドンからのパターンがほとんどかと思います。
事前にどんな事が聞かれるかを調べようにも調べるソースがほとんど存在していなかったので、恐々粛々。
イギリス入国は基本共通だと思い、ロンドン入国での事例を元に聞かれるリストと回答例を作成し、飛行機の中でイメージトレーニングしていました。
(どんだけビビってんねん……)
リストがこちら。
・入国の目的は?
→観光
・何日間滞在するか?
→5日間
・滞在場所はどこか?
→マンチェスターとロンドン
・ホテルの予約はしてあるか?
→予約済み。(予約メール準備)
・マンチェスターからロンドンへの移動は手配済みか?
→手配済み(予約PDF準備)
・次の渡航先は?
→フランス・パリ
・出国の航空券はあるか?
→無い。国際バスを使う。(予約PDF準備)
・職業は?
→無職。
だいたいこんなもんだろう。準備は万端。
さて、飛行機はマンチェスター空港に到着しました。
通路を進み、入国カードを記入し、いざ入国審査に挑みます。
入国審査官は優しそうな顔、メガネ、髭。
イメージはジャン・レノをふっくらさせた感じ。
いざ、尋常に勝負!
ジャン・レノ「入国の目的は?」
なお吉「観光です。」
ジャン・レノ「何日間滞在するか?」
なお吉「5日間です。」
ジャン・レノ「次の渡航先は?」
なお吉「フランス・パリです。」
ジャン・レノ「出国の航空券はあるか?」
なお吉「ありません。国際バスを使う予定です。チケットはこれです。(予約PDF提出)」
ジャン・レノ「職業は?」
なお吉「無職です。」
ここまでほぼ想定内。
ジャン・レノ「じゃあこの旅は誰か別の人の金で来ているのか?」
おっと、想定外の質問。
ただ、ここは正直に答えました。別に悪いことはしていないので。
なお吉「自分で貯めたお金で旅をしています。」
少し顔色が険しくなった?
ドキドキ…
ジャン・レノ「ほう。前の職業は?予算と期間はどれぐらい?」
なお吉「営業です。予算は約30,000ドル。期間は1年半と考えています。」
ドキドキ…
ジャン・レノ「HAHAHA!!最高じゃないか!!よい旅を!!」
通過。
ただの気のいいジャン・レノおっちゃんでした。
以前のイスラエル同様、結構ビビっていましたが、無事通過することができ、一安心です。
まとめ
今回はイベントが関係しており、絶対に失敗できない入国審査だったので、無事入国できたことが先ずは収穫でした。
今回でもイスラエルの件でもわかったように、厳しいと言われている国だろうと、正直に回答することが全てだと思います。
長期で旅をしているとやはり無職の場合が多いかと思いますが、無理に見栄を張って前職を語ったり嘘をついたことで後々の質問に矛盾を生むよりかは、正直に回答して観光で来ていることと費用は十分にあることを告げれば、まず弾かれることはなさそうだと思いました。
また、後々調べていてわかったのですが、今回の出国前の厳重な手荷物検査は僕が入国する前日の2017年9月15日にロンドンの地下鉄で爆発テロがあったのが関係しているようです。
スペインのバルセロナに引き続き、またテロ翌日に入国。
テロ関連は避けて通れないものですが、テロの影響は本当に多方面に出ることがわかった体験でもありました。
ではでは、今日はここまで!お付き合い頂き、ありがとうございました!
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