おはようございます。なお吉です。
今日から少し番外編的なお話をしていきます。一時帰国編です。
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時は10月24日。
なお吉、一時帰国するってよ。
一時帰国するよってのはリアルタイムの記事であげた通りです。
一時帰国のよくあるパターンと言えば、結婚式に呼ばれていたり、親族の急な問題があったりといった感じですよね。
ただ僕の場合、ここで書いたように、特に大きな理由があった訳ではありません。
ただ単純に一旦帰りたいなーって。
ただ、それだけ。
うぉぉぉぉ!!ただいまぁぁぁぁ!!
ただそれって、もったいなくね?
普通に考えればそうですよね。
時間と金の無駄のようにも思えます。
では、何も理由なく世界一周の途中で一時帰国することは実際にはどうだったのか。
メリット・デメリットをあげながら考察していきたいと思います。
で、一時帰国の13日間で何したの?
一時帰国すると決めた後も自問自答してたんです。
「13日間も何するの?」
正直、明確な答えやスケジューリングが出来る前に帰ってきちゃったんですよ。
なので、結構行き当たりばったり。
では、何をしていたかというと、
人に会いまくっていました。
大好きな飲み友達、フィリピン留学のメンバー、クソみたいな遊び仲間、腐れ縁のあいつ。
初めましての方とも。
その中でもずっとお会いしたかった、旅人の中で一番尊敬する存在のリーマントラベラー東松さんに友人を介してお時間を頂き、お話させて頂いたのは本当に良い思い出。
人に会いまくってたせいか、夜実家にいたのが3日ぐらい。もっと親孝行しろよと自分でも思います。
あとの時間は装備の整え直しがメイン。あとは実家の犬と戯れていたぐらい。
そうなんです。
13日間ってあっという間なんですよ。
そんな風に思える程、充実した毎日でした。
一時帰国のメリット
では、そんな中で一時帰国のメリットについて考察していきたいと思います。
1.装備の整え直しが出来た
前に記事にしたように、80Lのメインバンクを40Lまで減らすことが出来ました。
荷物を減らすだけなら海外から日本に送り返すので代用も出来るかもですが、今回は荷物を減らすだけでなく、なくして再購入したものや追加したものもあったので、この作業が一時帰国中に行った事柄の中でもかなり重要で効果的なものでした。
無くした丈夫な南京錠や速乾タオルなんて日本じゃないと手配しづらいですからね。
また、Kindleや望遠レンズなんて日本で買わないとべらぼうに高かったりしますもんね。
これが追加購入した望遠レンズ「EF70-300mm F/4-5.6 IS Ⅱ USM」。
この望遠レンズが大活躍するのは、もう少し後のお話。
2.データ関連の安全な保管
荷物の整え直しに付随する内容になるのですが、写真や動画のデータを安全に日本に置いてくることが出来たのも大きなメリットです。
代表的なのが外付けハードディスク(以下、HDD)。
今回、旅で使っていたHDDを新しいものと交換してきました。
そう、旅前半のデータは丸っと日本にHDDごと置いてきました。
※実際には新HDD内に写真データはコピーして持ってきてるんですが。
こうすることで万が一HDDが故障したり、盗難に遭ったとしても旅前半分のデータが消滅することはありません。
HDDを海外から郵送しても結果は同じですが、衝撃に弱いもの故、手持ちで持って帰ってこれたのは安心感が違います。
また、HDDと並行してクラウド上にもデータ保管をしていますが、やはり海外のWi-Fiでは弱くて上手くアップロード出来ないことが多くあったので、日本の超サクサクなネット環境を使い、クラウド保管も改めて行うことが出来ました。
こうすることで、万が一HDDが自然故障してもデータはクラウド上に残すことが出来ます。
旅先だとデータのバックアップは後回しになることが多々あったので、一時帰国の際に一気に対処出来たのは大きなメリットでした。
ちなみに利用しているクラウドサービスはAmazonプライムフォトです。
写真データは無制限な点とデータ圧縮が掛からない点はフルサイズで撮影している身からすると非常に有り難いサービスです。
3.国際運転免許証の再交付が出来た
国際運転免許証の期限は最大1年間。
僕のように1年以上旅をする場合、途中で期限が切れてしまうのが難点。
海外からでも再交付可能らしいのですが、日本で代理人に対応してもらう必要がある等、色々面倒。
なので、一時帰国の際に再交付してもらうのが一番楽で確実。
これで旅終了まで車の運転が可能になりました。
4.レーシックの定期検診を受けることが出来た
僕は旅に出る3ヶ月前にレーシック手術を受けています。
定期検診は3ヶ月までが一般的ですが、僕の場合は術後のドライアイが強かったので帰国後に定期検診に来てくれと言われていたので、この一時帰国のタイミングで行くことが出来ました。
結果的には特に問題なかったのですが、1年半間を開けるのと10ヶ月で診てもらうのは、万一のことがあった場合大きさ差になるだろうと思うので、今回行けて良かったです。
5.リフレッシュ
かなり漠然とした回答ですが、これまでの旅続きの生活から一変、”昔いた日常”に一気に戻ることができ、かなりリフレッシュ出来ました。
忙しい中時間を作って集まってくれた仲間たちには本当に感謝です。
やはり同じことの繰り返しだとどうしても惰性要素が出てきちゃいますもん。
なので、一旦リセット出来たのは良い気分転換になりました。
また、日本で生活する友人の「今」を知ることができました。
仕事で地位が上がった人、責任ある事業を任されている人、転職した人、結婚した人、出産した人など。
それぞれの人生が進んでいるのを改めて感じさせられました。
長期で旅をしていると、人生という上ではどちらかというと停滞なんですよね。
前進するでもなく、後退するでもなく。
ある種、一番不健全な状態。
せっかくレールに乗った人生から飛び出したんですもん、その停滞の中でも能動的に色んなものを汲み取れるような旅をしなければならないと。
彼らに負けてらんねえと。
後半戦はガツガツしていこうと。
改めて襟を正されました。
そういう旅へのモチベーション向上という意味でのリフレッシュが出来たのも良い点。
6.米ドル入手
旅再開後はアフリカに行きます。
アフリカ各国を訪れる際、ビザ代の支払いに米ドルが必要な場面が多々あります。
※実際、エジプト(25ドル)、エチオピア(50ドル)、ザンビア(50ドル)が必要でした。
ドルをキャッシング出来る国以外だと、現地通貨をキャッシングしてから米ドルに両替する等、結構めんどくさい。
しかもアフリカに入ってからは米ドル入手の難易度が跳ね上がります。
一方、日本だと米ドルを手に入れるのは非常に簡単。
そのため、僕は日本でまとまった日本円を米ドルに両替しました。
これも意外と日本で出来ることの中での大きな利点でした。
7.カメラのオーバーホール
僕の旅の相棒と言っても過言ではない、EOS 6D。
やはり毎日使っていると汚れが溜まっているもの。
故障の原因にもなりかねません。
なのでこのタイミングでCanonのカスタマーセンターにてオーバーホールに出しました。
※大阪はここ。全国の主要都市にはあるそうな。
3週間ほど掛かるガッツリとしたオーバーホールは出来なかったものの、簡易オーバーホールを受けただけでも、センサーや外観の汚れ等が取れ、かなり綺麗になりました。
万一に備えた対応が出来たのもメリット。
8.生存報告
やはり最後は親への生存報告が出来たこと。
我が家は超放任主義なので心配しているかは定かではないですが、それでも実家に帰り話が出来ただけでも、帰って良かったと思えました。
実家飯、美味かったし。
一時帰国のデメリット
では反対に、一時帰国をすることでのデメリットは何かを考えてみました。
1.旅資金の圧迫
一時帰国は旅の資金を圧迫します。残念ながら。
・往復の航空券
・国内移動費
・交際費
・装備購入費
今回航空券はヨーロッパと日本の往復なのに関わらず安いチケットがあったので最小限に抑えられましたが、それでも6万円弱。
また、日本に帰ると物価感覚がサラリーマン時代に一気に戻ったり、節約感情がかなり緩むので、気が付けばどえらい額を使っていました。
トータルでは20万円ぐらいかな。
どえらい額です。
なので、予算が逼迫している人は一時帰国は首を絞めることになるかも
2.旅期間の圧迫
旅の終了時期を決めていない、わからないと言う人には無縁の話ですが、多くの旅人は旅終了時期をおおまかに持っていると思います。
一時帰国をするということはその期間分、旅期間が削られるということ。
実際僕も一時帰国と引き換えに訪問を諦めた国がありました。
そのため旅の期間を優先したい人には一時帰国は不向きかと。
3.旅のモチベーションが下がる(かもしれない)
これは人によります。
日本に帰ると何でもあります。
食料が欲しければどこにでもあるコンビニで簡単に入手出来るし。
日本食うめーし。
(あぁ……これは自爆テロ……)
トイレはウォッシュレット付きで快適だし。
便利さ・快適さが当たり前過ぎて、その水準を下回る国が多い旅の世界に戻るのが億劫になることがあるかもしれません。
モチベーションを高めるために一時帰国したのに、帰って下がってしまっては元も子もないですよね。
僕はそんな可能性があるなーと思い、絶対に戻らないといけない環境にする往復の航空券買ったんですけどね。
実際、一時帰国した方がいいの?しない方がいいの?
結論から言うと、僕は一時帰国をオススメします。
一旦帰って良かったと心から思えています。
ただ、それは僕が以下の条件の人だったから。
・旅期間が1年以上
・旅資金にある程度余裕がある
・少し旅に疲れを感じている
この条件を満たす旅人は、一時帰国をすることをオススメします。
反対に
・旅期間が1年未満で旅資金に余裕がない旅人
・旅に疲れや飽きを感じていない旅人
は一時帰国するとデメリットの方が大きいと思うので、オススメしません。
これが僕の結論です。
まとめ
ぶっちゃけ、旅当初は自分が一時帰国するなんて夢にも思っていませんでした。
ただ、意固地にならず一旦帰ったことで後半の旅のモチベーションになっています。
旅途中のちょっとマンネリや閉塞感を感じている人への一つの提案になれば幸いです。
ではでは、今日はここまで!お付き合い頂き、ありがとうございました!
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